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すいません、オーディオネタで全国向けです。

真空管アンプがトラブっているとお呼びがかかったので行ってみました。


エレキツトのTU-8200が音がでない!

遠方の方でエレキットのTU-8200という6L6のシングルアンプで組み上げたが、ハム音はするが音が出ないという症状で、アンプを函館まで持参です。

トラブっているといってもシングルアンプは回路も簡単なんですぐ治るだろうと思っていましたが、ちょい時間がかかりました。

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必需品はオシロスコープとてテスターで、これさえあれば解析できます。

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アンプの中を見てみると元祖系の空中配線ではなくプリント基盤なので 故障切り分けがしずらいんです。


症状から入力系統を疑う!

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このアンプキットは、主に基盤にパーツをつけていくので配線ミスはないので、ハム音、真空管も点灯していることから、人の手が介在する入力系疑い切り分けをします。

再ハンダにてOKに!

初段管のグリットに、ピンをさし強制的に信号をいれてやると動作しましたので、まずは入力系を疑いチェックします。回路図とパターンを追いかけ故障はテスターで再現を確認できました。
ボリュームのハンダが怪しいので再ハンダで無事一系統は治りました。
もう片チャネルが、まったくハム音などもしないのでオシロスコープで確認します。

オシロスコープで切り分け
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初段管から終段管にいくカップリングコンデンサーの出力に波形が現れているので終段管まわりのようです。次にカソード電圧を調べようとすると、スピーカーの接続をした方が、「ちょっと待って」ということで、もう一度端子につけます。なんと試験用スピーカーからの線がしっかりついていなかったんです。
「ごめんー」という言葉に爆笑です。
確かに終段周りでした。(^^)

かくしてめでたしめでたしです。

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紆余曲折はありましたが、久々のトラブルシューティングでした。

これをいただきました。
ありがたいもんです。

さて、自分のもやらなきゃです。