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John ColtraneのMy Favorite Thingsは、その時代によっていろいろな録音があるが、オヤジの中ではBESTだと思っている  My Favorite Thingsは、この

Selflessness Featuring My Favorite Things

これをSpofityで久々に聴いてみた。

この曲は、コルトレーンがフリーJAZZに傾注していた頃の曲で、最初に発表された有名なMy Favorite Thingsは、この曲を聴いてからというものイージーリスニングと感じるようになり、向き合っては聴けなくなってしまったほど。それだけインパクトの強い曲だった。

1963年頃のコルトレーン!  

自分にとってのコルトレーンは、亡くなる2年くらい前のフリーJAZZに傾注していく時からが好みで66年頃はブッ飛んでいるので、ここらの年代ものが気にいっている。
   
この曲は、あんちゃんの時からレコード溝をすり減らしJBLの大型スピーカーで大音量で聴いていたもので、何度聴いたかわからないほどの至極の一枚だった。

コルトレーンの怒涛のサックスは、音のシャワーのごとく圧倒的なパワーで降り注いできて、強烈なブローは大音響ということもあり耳ではなく肌で聴くという感覚だった。


以前の家でのスピーカーはJBL4530とYAMAHAのNS1000Mだったが、あの空気を切り裂くようなサックスのブローは1000Mでは無理で、いわんや今流のブックシェルフのスピーカーでは、その臨場感を醸し出すのは難しく以前の音が懐かしい。 

ドラムの煽りに呼応するコルトレーン!

この曲の聴きどころのひとつは、エルビンの代役のロイヘインズのドラムで、コルトレーンを煽りそしてコルトレーンも、それに呼応してアドリブを入れノリノリで、その演奏のかけあいは楽しくまるでその光景が見えるようだ。

音だけで、これだけ伝わるだから実際のライブは「素晴らしいを通り越しているかもしれないなー」と勝手に想像が膨らむ。

久々に時を経て聴いても、やっぱりいいもんだ。
この曲は、聞き流すのですはなくしっかり向かいあってというか対峙して聴く曲で、聴く側も構えないと聞けない。
疲れた時には、女性vocalを聴きながら休憩。 (^^)  

閉店した小樽のジャズ喫茶のマスターも、この曲が大好きだと言う事を後から聞いたが、小樽の店に行った時に少しく話したかった。

函館のJAZZ喫茶「バップ」のマスター松浦さんは、実際にコルトレーンのコンサートに行ったということなので、いつか話を伺えればと思っている。

そうそうジャズ喫茶は、この頃は閉店するお店が増え東京の老舗ジャズ喫茶「いーぐる」も存続の危機に立たされドネーションを集めているやに聞いている。
JAZZ喫茶を取り巻く環境は厳しいが、この文化は残ってほしい。

と徒然なるままにアップ。