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4月26日(木)の昨日から、吉野家では全国一斉で「炙り塩鯖定食」が発売された。
さっそく発売日の夜に食べてきたのでレポートをまとめてみた。IMG_3424
こちらが、吉野家の晩ごはんと称した新発売の「炙り塩鯖牛定食」と「炙り塩鯖定食」。
提供時間は、晩ごはんとあるように、午後3時から夜12時までとなっている。

通常のサバ定食も販売されているが、メニュー的には、こちらには”炙り”と書かれているのが違いだろうか。
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これは2種類のメニューがあって、ノーマルの「炙り塩鯖定食 690円」と「炙り塩鯖牛定食 790円」 だ。
炙り塩鯖牛定食は。100円しか違わないで、吉野家の牛丼の上の肉部分が皿に入ってくるので、こちらのほうがお得感があるので、これにしてみる。

これが最初にだされる料理で鯖の皮に焦げ目があるように、あらかじめサバは焼かれてきている。
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オヤジ、「これだけ? バーナーは?」というとバーナーをもってきて、これで焼きはじめる。
これが今回の最大のセールスポイントで、お客の前でバーナーで炙るのだ。
実は、これを見たくて来たのだ。(^^)

スマホで写すと青白い光はわかりにくいのだが、幸いなるかなこのシーンは連写をしていたので、その中からバーナーの炎が一番わかりやすい写真を用意してみた。 
バーナの炎が伝わるだろうか。
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バーナで炙る前と炙った後の写真を比較してみた。
上と比べてみると少し焦げ目が増えた程度で、ほとんど大差がない。

バーナーで焼くということはパフォーマンスの意味でやられている可能性が高い。
ただし、この焼き方を標準とすればという条件だ。

それにしても、このパフォーマンスは面白いものだ。
このような”見せる”料理が増えたことは歓迎したい。とのフォローは忘れない。(^^)
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店員さんも慣れていないだろうし、他の客に迷惑がかかっていけないのでオヤジは客の少ない席へと移動した。

バイトの店員さんも、他人に見られることなくあずましくできたようで、「夕方の第一号をやった」と喜んでいた。なんかほっこりする光景で、喜んでもらったのはこちらとしても嬉しい。
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これは牛皿で、ごはんの上にかけて牛丼のように食べてみた。
つゆだくが欲しいと思うのは贅沢だろうか。(^^)
あまり、ここは行っていないのでわからない。つゆだくは通常の牛丼でも提供しているのであるかもしれない。
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肝心の味だが、これはノルウェー産のサバだろうか。
かなり脂がのっていて、塩加減もいい感じでウマイ。

さすが、大手の企業で綿密は計算とマーケティングがあるということが伝わるような味だ。IMG_3485
大根おろしもついていて、これに入れて食べる。左の皿はサバがあったところだが、この脂が伝わるだろうか。いい脂だ。
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このサバ定食が出てきた背景には、アメリカ産の牛肉の事情あるらしい。
これはテレビに受け売りで記憶をたどっての話のなのだが、中国にアメリカ産牛肉が14年ぶりに輸入解禁となり、大量に買いをして吉野家で使用しているアメリカ産の牛バラ肉は、高値安定が続いているそうだ。
いまの牛肉のストックが底をつけば値上げを余技なくされるらしい。

高値安定となっているのは利益の確保も難しくなるので、他のメニューを開拓していかなければというのが、どうもこのサバ定食の背景のようだ。

今回の商品は、690円もしくは790円で普通の牛丼より単価は高い設定だ。
さて、これが市場に受け入れられるのか。
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例えば「すき焼き」を追加メニューにした時は、単価が高いにも関わらず、普段、牛肉を食べない年配の方が来て人気を博すとか、あるいは「すき家」の黒毛和牛丼は普通の牛丼の3倍にも関わらず、かなり売れたという話を聞いている。 これも人気となるのだろうか?
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お手並み拝見といったところか。

思い出してみると、この業界、狂牛病はじめ幾多の試練を乗り越えてきている。そんな、タフさに期待したい。

記事は、いつもと違うトーンで書いてみました。(^^)