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オーディオ用に使っているRasberryコンピューターに、オーディオ用の電源を組み立ててみました。
よくあるスイッチング電源アダプターとは音が違うんです。
とコアな話になりますので、興味のある方だけ見てださい。
全国向けです。 



たかじんさんのブログに書かれていたDC-ALLOW。 
これを大阪の共立電子で基盤から部品までをセットにして販売していますので入手しました。 
しかし、2セットを組みたてるので、協立電子には1個しかなくて、仕方なくググってみると、なんとヨドバシでもあったので注文をしました。 
それぞれ別なところからで注文です。 

この電源、コンピューターとDACに別々に給電するので2セットが必要なのです。 
電源は、トロイダルコアのもので、一次側が2出力されなければなりません。 
このトランスは、共立電子で販売されていました。 

これを制作した後、なんとリニューアルした基盤がリリースされたようですが、基本的なところは同じようです。安心でした。(^^) 
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ダイオードやトランジスタが大きいものが使われているので、ちょっと大きめのハンダごてを使います。これはダイオードのハンダづけです。 
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オーディオ用の電解コンデンサを使います。 これはJovialです。 
セットは2種類があり、これとニチコンのコンデンサーの違いです。 

オーディオの世界は、コンデンサーによって”音”が変わります。 
この手のものは安いのですが、真空管アンプに使用するカップリングコンデンサーは、小さいにもかかわらずに数万円もしたりするものもあるのです。 
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こうしてハンダ付けをしていきます。 
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トランジスタにヒートシンク、そして電圧計をつけてとりあえず基盤は完成。 
電圧計の接続で取り扱い説明所書の間違いを発見。

基盤のパターンが間違っていて訂正していたのですが、基盤のパターンをたどっていくとパターンは修正されていて、取り扱い説明書のとおりにやると電圧計が動作しないのです。 
逆流防止用のダイオードは入っていると思うのですが、入っていなければ電圧計が破壊されます。 電源を入れる前に、幸いなるかなパターンをたどって間違いを発見できました。 
やっぱり回路図は、読めたほうがいいもんです。

てなことで、これから組み上げる方に問題が生じますので、すぐさま取説の間違いについて販売店へ報告しました。 
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トロイダルコアトランスに接続して”火”を入れます。 
電源なので、ヒューズを入れるのはバラックでも、しっかりやっておきます。 
いつもながら、この”火入れ”の瞬間は緊張するものです。 (^^) 

以前は、コンデンサの極性を間違えて爆発させてしまい、パーンといい音がして爆発しました。笑 
低圧だからとナメっていました。(^^)    

今回は、組み上げてからのチェックもしっかりやっているので安心。 
無事、電圧計のLEDも表示となり、半固定ボリュームにてケーブルロスも考慮して5.2vに設定します。 
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しかしLEDがつかないので、トラブルシューテング。 
出力はOKなので、推定ではLEDとの回路付近なのでテスターでチェック。 
ハンダ不良が判明し、再度のその部分へのハンダにて一件落着。 
回路が簡単ですので、すぐにわかりました。imageIMG_9432 
とりあえずDC-ARROW一台だけなので、このRasberryコンピュータに接続し動作確認。imageIMG_0391 
ヨドバシから到着したDC-ARROWは、ニチコンの電解コンデンサ。 
見た目は、シルバーの方が音が良さそうに感じます。プラシーボ効果ですね。笑 
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このように実際のサイズをケースに入れてレイアウトを決定。 
といっても、ちゃんと寸法を図るわけではなく、上に基盤をのせて適当にペンで印をつけて、ハンドドリルで穴あけをしています。
この作業が嫌いなんです。 
電子工作は好きなのですが、板金工作は苦手です。(^^) 
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とりあえず手持ちにあったケースに納めてみました。 
実際のレイアウトは上の段階とまったく違ってました。 
これは、いつものことでして、何事にも臨機応変です。(笑) 
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これまた手持ちのノイズフィルター。 
こいつも安全に収納しなければなりません。
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TDKのもので既に生産中止品ですが、ググってみると200v用です。 
定格は250Vまで。こいつをつけなきゃだが、このように端子が出ていて、これにACラインを接続するんで危険極まりありません。大きめのヒシチューブです。
 
やっぱりケースの加工は面倒です。 
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RASPBERRYコンピュータとの接続は、マイクロUSBなので、100円ショップ用の高速充電のものを利用します。
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このケーブルはデータ転送もできるので4線となっています。
線をカットします。
DCに接続するには赤と黒を用いいます。もちろん赤は+5v 黒はアース側。 
でも、テスターでチェックし確認して配線をします。
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二週間くらいのエージング。psvanの300Bの真空管アンプに接続して、きれいな電源の音を確認。 例えるなら、外来ノイズの少ない深夜の雨降りの日の”音”です。
これでスイッチング電源に戻れなくなったようです。 

やっぱ電源の究極の姿としては、バッテリー駆動なので太陽電池との連動したシステムを今後、検討してみたいかな。    

いくつかアンプを切り替えて聴いていて、DC12VのNFJ FX202Jでは、80Aのバッテリー太陽発電の装置で聴いています。 
澄み切った音は気持ちがいいもんです。押し出し感があればいいのですが、オペアンプを627AUにしたFX−1002AがBGMのメインアンプとなっています。 
1002の新しいのは、発熱があるということで購入していません。

次は、NFJのモノラルアンプを購入したいのですが、電源を先に購入してるもの本体が発売にならずでした。
32Vの4〜5Aのアナログ電源も作りたいのです。

てなことで思いつくままのアップでした。

※各写真は、画像をクリックすると拡大します